第15回日本医療マネジメント学会鳥取支部学術集会の開催にあたって


 この度、第15回日本医療マネジメント学会鳥取支部学術集会を2018年9月1日(土)にとりぎん文化会館にて開催する運びとなりました。今回は鳥取赤十字病院が担当させていただくこととなり、大変光栄に存じます。

 

 近年の医療環境はめざましく進歩しチーム医療がとても大切になってきています。どこの病院でも医療安全、感染対策はもちろん、褥瘡対策、呼吸ケア、口腔ケア、緩和ケア、栄養サポートなど多職種による病棟ラウンドがなされるようになってきました。これらチーム医療の目的はすべからく患者さんが合併症を起こさず無事に早期に在宅へ復帰するためのものです。さらに在宅に帰ってからの生活にまで医療者が気を配る必要性も出来てきました。また在宅が難しい患者さんには介護施設や福祉施設が充実され病院と施設との情報交換も大切な業務となってきております。

 このような医療環境が構築されるとともに、地域包括ケアという概念が国あるいは県の医療政策で語られ、地域医療調整会議等で議論され練られてきました。そして患者さんを取り巻く環境は以前に比べれば比較にならないほどの体制づくりが進んで参りました。鳥取県のような小さな県では昔から地域包括ケアのような地域の繋がりと仕組みは自然と出来ていたように思いますが、現在ではそれを可視化し、数値化することでエビデンスを作りシステム化しなければ、私達が将来向かう方向が明確にはなりません。

 

 そこで、本学術集会ではこのような医療社会情勢を踏まえまして、テーマを「未来につなぐチーム医療 〜医療と介護と暮らしの連携〜」と致しました。特別講演では本テーマを念頭に地域包括ケアシステムに造詣の深い兵庫県立大学大学院経営研究科の筒井孝子教授をお招きし、ランチョンセミナーでは日常の感染対策について楽しく勉強できる京都第二赤十字病院の感染制御部部長の下間正隆先生を講師にお願いすることになりました。一般演題を始めパネルディスカッションを交えて皆様と一緒に楽しく勉強し、明日へつながる学術集会にしていきたいと思います。是非、沢山の演題とご参加をお願い申し上げます。

 

 

2018年4月

 

第15回日本医療マネジメント学会鳥取支部学術集会

会長 西土井 英昭

鳥取赤十字病院 病院長